13日の月曜日。早朝からのWBC(ワールドベースボールクラッシク)のアメリカ戦。素晴らしい試合だったが、大きな問題と1つの汚点を残した。
8回表の攻撃、岩村のレフトフライで3塁走者・西岡はタッチアップをして本塁セーフ。日本が4対3と1点勝ち越した。それが、突然アウトに変わる。
西岡の離塁が早いというアメリカの抗議をいとも簡単に受け入れたのだ。
当然、日本の王監督は猛烈(?)に抗議。
テレビ画面にはアメリカチーム・マルティネス監督のガッツポーズ。
なぜ?なぜ?どうしてそうも簡単にセーフがアウトに覆っちゃうの?
ビデオで何回もレフトのキャッチと西岡のタッチアップの同画面のシーンを流していたが、どう見ても西岡の離塁が早いとは見えない。
とても納得のできる判定ではないのだ。審判の判定は絶対といっても、だったら一度はセーフを宣告している事実はどうなるのか。
この試合は、140試合の内の1つではない。短期決戦だ。準決勝へ進むには3試合のうち2勝したいのだ。サッカーのワールドカップとはスケールが違うが、全チームが国の代表として威信をかけて戦っているのではないのか。
抗議の際に通訳を通してなので言葉の壁があるだろうが、もっと強い抗議が必要だったと思う。国内の試合と同じスタイルでやればいいのに、何か「よそ行き」の格好なのだ。選手だって雰囲気を敏感に感じ取るポイントだ。
王監督があんなに簡単に引っ込んだのでは、ランナー西岡のプライドも傷つく。これは、「潔い」とか「スマート」なんていう問題ではないのだ。
WBC第1号の退場監督あるいは放棄試合になっても通すべき「道」は通さなくては。西岡を護ってやるのは誰なのか?
「誤審」直後から、アメリカのメディアはこの判定を検証している。
こういうところは、アメリカのメディアの凄いところだろう。
翌日アメリカの新聞各紙はこの「誤審」を一斉に批判。スーパースター・A−ロッドも「判定が変わったのにはすごく驚いた。監督がこの日の最優秀選手だ」といっている。しかし、アメリカにとっての「最優秀選手」は球審のデビッドソンに間違いない。野球発祥の地・アメリカでのこの黒い(灰色ではない)判定は何が何でも「野球世界一」をとりたいアメリカの「恥」として記憶される。
( 總観 記)
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