山口の母子殺害事件が最高裁で結審した。先月14日に行われた上告審をドタキャンした安田好弘弁護士は今回は出席。「事実誤認がある」と弁論続行を主張したが却下されて結審となった次第だ。
事実誤認? 「殺意はなかった」とか「贖罪の思いを深めている」とか言いたいのだろうが、馬鹿を言っちゃいかん。絞殺は時間がかかる。気が動転して首を絞めただけなら、その途中で手を放すだろうが。
ましてや犯人は絞殺後、被害者に性的陵辱を加えているんだ。さらに犯人は拘置所から友人に「無期懲役だと12、3年で釈放、また頑張りまっせ」という主旨の手紙を出している。このどこに「贖罪の思い」がある?
安田弁護士は皆様ご存知の「人権派」弁護士。死刑執行停止実現委員会の事務局長であられる。彼が担当した事件は「山谷暴動」「浅間山荘事件」「山梨幼児誘拐殺人事件」「名古屋女子大生殺人事件」「和歌山毒物カレー事件」「地下鉄サリン事件」、最近では耐震偽造のヒューザーの代理人にもなっている。
安田弁護士は麻原彰晃の主任弁護人を務めた経緯を「『生きる』という権利」という本に著している。「生きる権利」だと? じゃあサリンを吸わされて命を落とした人の生きる権利はどうなる。肢体不自由になって、あるいは脳を壊されて大変な人生をおくることになった人の権利はどうなる。なぶり殺しになった幼児や女子大生の生きる権利はどこへ行ったんだ?
人の命を蹂躙したこれら加害者は、生きる権利を主張するのではなく、犯した罪を償う「義務」があるんじゃないか? 権利を主張する前に義務を果たせと誰にも教えてもらわなかったのだろうか。
刑事司法の場で被害者の権利はまったく無視されているのをご存知だろうか。
憲法や刑事訴訟法は加害者には法的な地位を与えて権利を保障する規定をたくさんおいているが、被害者についての規定はほとんどないのである。たとえば公判記録の閲覧も加害者側は見ることも謄写することもできるが、被害者側には見ることも許されていない。裁判だってそうだ。裁判官と犯人とその弁護人だけでことは進められている。
言いたい放題じゃないか?さらには犯人には国選弁護人がつくのに、同じようにお国が被害者側に専門家をつけてくれるという制度はない。
驚く話だが、人権屋・安田弁護士には支持する人がとても多い。安田弁護士もその支持者も、自分の妻子がなぶり殺しにされても犯人の人権を声高に叫ぶのだろうか。
安田弁護士は「重刑が必ずしも被害者家族の慰めにはならない」と主張している。
何を言ってるんだ、最高刑が下された場合、被害者家族は「これで死んだ者の悔しさが晴らされました」といってるじゃないか。もっともだと思う。それどころか私は常々死刑よりもっと重い罪はないだろうか、と思っている。
もし我が子がレイプ殺人でもなったら、司直の手に委ねるのさえもどかしいので、自分が仇討ちに行こうとすら思っている。江戸時代のように仇討ち法を認めてほしいものだ。
もし鬼畜の仕業でも許すことができる被害者家族がいたら、その人たちが犯人の助命嘆願をすればいい。
( J 記)
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